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ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルト(八重奏)
Ludwig Chamber Players Stuttgart, octet

Biography

 2013年、欧州で活躍する日本人若手演奏家とシュトゥットガルト放送響のメンバーたちが、シュトゥットガルトで奇跡的な出会いを果たし、尊敬する作曲家ベートーヴェンにあやかり「ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ」としてグループが結成された。−興奮を呼び起こす名人芸と、心からの演奏する喜び− をモットーに、異なる背景を持った8つの個性が彼ら独自の世界を奏でている。
 18~19世紀の室内楽を中心に、近・現代音楽にも意欲的に取り組むこのアンサンブルは、定期的に日本ツアーを行っている。2013年東京・春・音楽祭に出演、続く2014年はラ・フォル・ジュルネをはじめ全国6都市、2015年には、全国6都市のツアーを展開。2016年、2018年にも全国ツアーを行い好評を得た。
 ドイツでは、これまでにシュヴェッツィンゲン音楽祭や、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ベルリン・コンツェルトハウス、そしてベートーヴェンの生家であるボンのベートーヴェンハウスなどで演奏。

 2018年からは、レパートリーの拡大とシューベルトの八重奏を常に演奏できることを目指し、もう一人のヴァイオリニストとしてエミリー・ケルナーを迎え8名編成となり、名称も「ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルト」と改名、さらに発展した活動をヨーロッパとアジアで展開している。
 ベートーヴェン生誕250年である2020年は、この作曲家の名前を冠したアンサンブルにとって特別な年であることは当然であり、同年初頭にはシュトゥットガルトにおいて、フーゴー・ヴォルフ協会と南西ドイツ放送曲(SWR)の共同プロジェクトとして、A.N.タルクマンがこのアンサンブルのために新たに編曲をした、ベートーヴェンの連作歌曲集「遥かなる恋人に」と、M.ウッキの編曲による歌曲「アデライーデ」を、将来が期待されるトルコ系オーストリア人のテノール歌手、イルカー・アルカユレックとともに初演をし、成功を収めた。このプロジェクトは後日CPOレーベルよりリリースされた。
 また、当代の作曲家との交流も大変重要なことと位置づけており、このベートーヴェンの記念年に合わせ、今世界的に注目されているオーストリア人作曲家のヨハネス・マリア・シュタウト氏に作品を委嘱。2020年秋の日本ツアーでの世界初演が予定されていたが、コロナ禍で中止となり、今回のツアーで日本初演を果たす。
 これまでに4枚のCDをリリース。2枚目のプロコフィエフを取り上げたCDは国際クラシック音楽大賞(ICMA)にノミネートされた。

 ●ヴァイオリン:白井 圭、エミリー・ケルナー
 ●ヴィオラ:ヤニス・リールバルディス
 ●チェロ:横坂 源
 ●コントラバス:幣 隆太朗
 ●クラリネット:ディルク・アルトマン
 ●ファゴット:ハンノ・ドネヴェーグ
 ●ホルン:ヴォルフガング・ヴィプフラー

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