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アンサンブル・ウィーン=ベルリン(木管五重奏)
Ensemble Wien-Berlin, wind quintet

Biography

 1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルから集う桁外れのソリスト5人、シュルツ(Fl. ウィーン・フィル)、シェレンベルガー(Ob. ベルリン・フィル)、ライスター(Cl. ベルリン・フィル)、トルコヴィッチ(Fg. ウィーン響)、ヘーグナー(Hr. ウィーン・フィル) によって設立され、「スーパーアンサンブルの誕生」と熱狂的な喝采をもって世界中の音楽界から迎えられた。以来、メンバーを徐々に変更しながら活動を続けてきたが、2013年に30周年を迎えたのを機に、ザルツブルク音楽祭、ウィーン、ベルリンでの演奏をもって、最後の創立メンバーであったシェレンベルガーが引退。完全に若返る形で、新生アンサンブル・ウィーン=ベルリンとして新たな船出をした。
 その後、2015年、17年、19年と日本ツアーを行い、会場には若い聴衆も詰め掛け、いずれも大成功を収める。新しい感性と卓越したテクニックで、これまでにない更なるレパートリーの拡大にも力を注ぎ、木管五重奏の新境地を開拓。2022年5月にクラリネット奏者が代わり、グループとしてのさらなる飛躍が期待されている。

カール=ハインツ・シュッツ(フルート) Karl-Heinz Schütz, flute
オーストリア生まれ。
オーレル・ニコレ等に師事。カール・ニールセン国際フルート・コンクール等で優勝。ウィーン交響楽団首席フルート奏者等を歴任。客演奏者としてバイロイト祝祭管弦楽団等に客演。ソリストとしても様々なオーケストラと共演、好評を博す。またウィーン・リング・アンサンブルや、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーとしても活躍。
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席ソロ・フルート奏者、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ソロ・フルート奏者。ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学のフルート科教授。

ジョナサン・ケリー(オーボエ) Jonathan Kelly, oboe
イギリス生まれ。
ケンブリッジ大学で歴史学を学び、ロンドンの王立音楽アカデミーとパリ国立高等音楽院でオーボエを学ぶ。
バーミンガム市交響楽団首席オーボエ奏者を10年間務めた後、2003年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席オーボエ奏者に就任、また、ソリストとして定期的にベルリン・バロック・ゾリステンと共演を続け、CDの録音も積極的に行っている。また、シャルーン・アンサンブル・ベルリンとも頻繁に共演、ツェルマット音楽祭では、演奏者としてだけでなく、講師として教育活動にも参加をしている。

■ゲラルド・パッヒンガー(クラリネット) Gerald Pachinger, clarinet
オーストリア生まれ。ペーター・シュミードルに師事。クラウディオ・アバド率いるグスタフ・マーラー・ユース・オーケストラに創設メンバーとして入団。1987年10月より、ウィーン交響楽団首席クラリネット奏者を務める。ルイージ、サヴァリッシュなど多くの指揮者とソリストとして共演。室内楽奏者としては、ウィーン木管アンサンブル、ウィーン木管五重奏団、ウィーン室内合奏団のメンバーを務める。ザルツブルク音楽祭をはじめとする数多くの音楽祭にも招かれる。2004年よりグラーツ国立音楽大学の教授を務めている。

リヒャルト・ガラー(ファゴット) Richard Galler, fagotto
オーストリア生まれ。
1987年9月より、ウィーン交響楽団の首席奏者を務めているほか、プラードのパブロ・カザルス音楽祭、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)ほか、著名な室内楽音楽祭に定期的に出演。2010年より、ウィーン室内合奏団のメンバーとなり、ソリストとしても、世界各地で活躍するかたわら、1997年から2004年にはザルツブルク音楽院教授、2004年3月からはウィーン国立音楽大学教授として後進の指導にもあたっている。

シュテファン・ドール(ホルン) Stefan Dohr, horn
ドイツ生まれ。
1985年フランクフルト・オペラ管弦楽団の首席ホルン奏者に就任、2年後にはバイロイト音楽祭管弦楽団、その後ニース・ フィルハーモニック管弦楽団、ベルリン放送交響楽団にて首席を歴任。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団には1993年より首席ホルン奏者として就任。また、ソリストとして、さらにベルリン・フィル団員との数多くのアンサンブルのメンバーとして活動するほか、ハンス・アイスラー音楽大学およびカラヤン・アカデミーで指導も行っている。

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